久保建英の右膝ケガ戦線離脱に森保代表監督それほど「ショックなし」といわれるワケ
「久保のことは評価しているが、代表での試合数やゴール数などを重要視するタイプの森保監督にとって、攻撃的な2列目の選手の中で久保の序列は高くないのです」
確かに、森保監督は勢いのある若手を抜擢するのではなく、中堅以上のキャリアを優先する傾向が強い。
「現時点で2列目の先発メンバーに久保は含まれていません。まずMF右サイドはベルギーのMF伊東純也。中国戦の1トップFW大迫勇也のゴールをアシストしたように右サイドを一気に突破して好クロスを放り込んでいく。左サイドは英国プレミアの名門リバプール所属のMF南野拓実が入る。トップ下はドイツのMF鎌田大地。W杯最終予選の9月ラウンドはやや出遅れたが、所属先のフランクフルトでも調子を上げている。久保のように単独で仕掛けて果敢にシュートを打ったりしないが、両サイドの選手やボランチの選手との連動性の妙で相手の守備網を崩し、フィニッシュに持ち込んでいく」(サッカー関係者)
バルサ育ち、現所属レアル・マドリード、東京五輪代表のエースということから知名度が高い久保だが、日本代表ではノーゴール。大事な局面で好アシストを決めたわけでもない。
サウジアラビア戦を独占放送するDAZNとオーストラリア戦を放送する地上波・テレビ朝日は、久保の復帰を一日千秋の思いで待っているだろうが……。