ロッテ1位・松川虎生 16歳で禁じられた「夜の白米」と「揚げ物」
「私の父はずっと阪神ファンだったんですけど、ドラフト会議の日からロッテファンになりました。指名の後に電話があって、『こんなにうれしいことはない』って泣いてましたね」(紗絵美さん)
高校時代にバッテリーを組み、DeNAに1位指名された“相棒”の小園は書道10段で知られるが、川端監督は「松川もお父さんが代わりに書いたんちゃうかと思うくらいキレイな字。子供の字やない。(チームでつけさせていた)野球ノートにコメントを書くのが恥ずかしいくらいやった」と話す。
その達筆でノートの1ページ目に大きく書いた目標は2つ。
「プロ野球選手になる」
「誰からも愛される選手になる」
目標達成は近そうだ。
▽松川虎生(まつかわ・こう) 2003年10月20日、大阪府阪南市出身。小学校1年のとき軟式野球を始める。投手と三塁手だったが、中学1年から所属した硬式野球チーム「貝塚ヤング」で捕手転向を志願。小園健太とバッテリーを組む。高校は小園と共に市立和歌山に進み、1年ながら4番に座った。選手の性格や特徴を記した「松川ノート」を持ち歩く。178センチ、98キロ。右投げ右打ち。