大横綱・双葉山の一番弟子の孫「大波3兄弟」たちの入門秘話
今年9月の秋場所では荒汐部屋の関脇若隆景(27)が11勝4敗、平幕若元春(29)が10勝5敗と勝ち越しました。この2人と幕下若隆元(30)が、いわゆる「大波3兄弟」です。
彼らのおじいさんは元小結の若葉山さん。大横綱・双葉山の一番弟子で、時津風部屋に所属していた、私の大先輩です。その若葉山の息子が、3兄弟のお父さんの元幕下・若信夫の大波政志さんという関係です。
私より10歳以上年下で、立田川部屋に所属。部屋は違えど、同じ時津風一門でした。現在は福島県で「ちゃんこ若葉山」を経営、自ら包丁を振るっています。このお店はもともと名古屋で若葉山さんが開いたのが最初。引退後に若葉山さんの娘さんと結婚した大波さんが切り盛りし、私は当時からお店に通っていました。3兄弟も名古屋で生まれており、その影響か若隆元は中日ドラゴンズファンなんですね。
その後はお店を閉め、一家で福島県に移住。「ちゃんこ若葉山」を復活させました。そうしたいきさつもあって、3兄弟のことは昔からよく知っていたんです。