メジャー主要球団の育成力を採点する エンゼルスは最低評価、アストロズとマリナーズ「A」
メジャーリーグには育成力の高いチームと低いチームがある。主要球団の育成力をA~Eで評価すると以下のようになる。
エンゼルス:E
育成力が低いチームの代表格。最大の問題はドラフト1巡目指名のアデル、タイス、アダムズの3人がまったく戦力になっていないことだ。一般的に1巡目指名が3人いれば、1人は中心選手に成長し、もう1人はレギュラー級に育ってしかるべきなのに、アデルもタイスもメジャーでは三振の山で、定着できる見込みが全くないのが現状だ。
アストロズ:A
バーランダーがチームを出たため、ローテの5人は全員自前で育てた投手で占められ、同様に打線にも自前で育てた好打者たちが顔を揃える。コレアがFAでチームを去ったあと、その穴を自前で育てたジェレミー・ペーニャが見事に埋めた。これは育成力によほど自信がなければできることではない。
数年前からドミニカ共和国やベネズエラで適齢期(16~17歳)を過ぎた18歳以上の売れ残り投手を低コストで獲得、上手に育成して大きな戦力にしている。その成功例が先発陣のトップ3、バルデス、ハビエア、L・ガルシアだ。