巨人新助っ人ビーディ「千賀級」のマユツバ…速球は棒球&シンカー沈まず、格好のカモ?
「褒めるところがあまりない投手ですね」
こう言うのは、大リーグに詳しいスポーツライターの友成那智氏だ。
5日、巨人が来季の先発候補として前パイレーツの右腕、タイラー・ビーディ(29)の獲得を発表。
2014年にジャイアンツからドラフト1巡目指名(全体14位)されたビーディは、19年に24試合に登板(22試合先発)して5勝10敗、防御率5.08。20年にトミー・ジョン手術を受け、今季はジャイアンツとパイレーツで計31試合に投げ、2勝5敗、防御率5.14だった。
直球はMAX158キロ、平均154キロ。スポーツ紙は「千賀級」ともてはやすも、冒頭の友成氏は「それはあくまで球速だけ」と、こう続ける。
■平均回転数はメジャーでは最低レベル
「今季、直球の被打率は.348。平均回転数2081回はメジャーではほぼ最低レベルです。速くても伸びがないので、打者にとっては打ちやすい棒球に見えてしまう。沈まないシンカーの被打率は.358。チェンジアップは良いので、これで投球を組み立てるしかない。ただ、ファーストストライク率55%はメジャーでも平均以下。三振はあまり取れず、四球も9イニングあたり4個以上。ボールをじっくり見る傾向のあるセで通用するかは疑問です」
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