阪神・佐藤輝明やっと“確変モード”突入? 2発7打点のウラに「脱岡田」の原点回帰フォーム

公開日: 更新日:

 阪神佐藤輝明(24)が14日のDeNA戦で3ランと満塁弾の2本塁打、7打点と大暴れ。チームは今季最多21安打、最多タイの15得点で大勝。同一カード3連勝で単独首位に躍り出た。

 佐藤輝は3年目の今季、開幕から極度の不振に陥った。例年以上に苦手としている高めの直球に差し込まれるケースが目につき、4月25日まで本塁打ゼロだった。しかし同26日の巨人戦で今季1号を放つと、15試合で7本塁打を量産。プロ入り2本目となったこの日の満塁本塁打は、初球の直球を右翼席に叩き込むサトテルらしい一撃だった。球団OBは「佐藤輝の調子が良いときは、しっかりと直球を引っ張り、本塁打を打てている。この満塁弾が完全復活の契機になるかもしれません」と言う。

 その佐藤輝は昨秋キャンプで岡田監督から「タイミングを取るのが全然遅い。グリップの位置が耳。耳から打っている打者はいない」と打撃改造を指示された。グリップの位置を下げ、スタンスの幅を広げるなど試行錯誤してきた。しかし、その反動もあってかキャンプ時から持ち前の飛距離が落ち、チーム周辺では「自分の打撃の形を見つけられず、打席で迷いが生じてしまっている」との声が出ていた。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    大阪・関西万博の前売り券が売れないのも当然か?「個人情報規約」の放置が異常すぎる

  3. 3

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  4. 4

    ヤクルト茂木栄五郎 楽天時代、石井監督に「何で俺を使わないんだ!」と腹が立ったことは?

  5. 5

    バンテリンドームの"ホームランテラス"設置決定! 中日野手以上にスカウト陣が大喜びするワケ

  1. 6

    菜々緒&中村アン“稼ぎ頭”2人の明暗…移籍後に出演の「無能の鷹」「おむすび」で賛否

  2. 7

    巨人「先発6番目」争いが若手5人で熾烈!抜け出すのは恐らく…“魔改造コーチ”も太鼓判

  3. 8

    ソフトバンク城島健司CBO「CBOってどんな仕事?」「コーディネーターってどんな役割?」

  4. 9

    テレビでは流れないが…埼玉県八潮市陥没事故 74歳ドライバーの日常と素顔と家庭

  5. 10

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ