DeNAバウアー2度目のライブBPで151キロ!“悲願”のメジャー復帰に向けてやる気まんまん
気力、気迫ともに最高潮と言っても過言じゃない。
6日に負傷後2度目のライブBPを行ったDeNAのトレバー・バウアー(32)。三浦監督ら首脳陣が見守る中、休憩を挟みながら実戦形式で4回86球を投げ、8安打2四球、2失点。制球にはやや難があったものの、9月1日に右腸腰筋遠部位損傷で登録抹消されたことを考えれば、回復ぶりは順調。球速もMAX151キロを計測し、11日に3度目のライブBPを予定しているという。
DeNAは14日からCSファーストステージで広島と対戦する。3度目のライブBPの内容次第では、16日の3戦目にもつれ込んだ場合に、中4日で登板する可能性もありそうだ。
バウアーがやる気に満ちあふれているのも無理はない。日本に“都落ち”する要因となったドジャース時代のDV疑惑も、相手女性と示談なしで和解が成立したばかり。去る3日にバウアーはX(旧ツイッター)で「人生を前に進めることができた」と話していた。
バウアーがMLBからDV規定違反で科された194試合の出場停止処分は、昨季いっぱいで満了。本来ならば、今季開幕からMLBの試合に出場することは可能だったが、ドジャースは契約を1年残しながらリリース。年俸30億円の大半はドジャース持ちでも、バウアーを獲得するメジャー球団はなく、やむなくDeNAと契約したという事情がある。
そうした一連のDV騒動が、晴れて決着。来季のメジャー復帰に向けて唯一懸念していたケガも、この様子なら心配なし。CSで復帰登板を果たせば、米球団に向けた格好のデモンストレーションにもなる。
悲願のメジャー復帰を遮るものはなし、だ。