ドジャース大谷翔平のLA新生活を多角的予想 住み慣れた古巣近くからわざわざ移り住む事情

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住み慣れたオレンジカウンティーから通うことも可能だが…

■犬

 大谷が入団会見で明らかにした愛犬の「デコピン」は、オランダの狩猟犬がルーツの「コーイケルホンディエ」。体高約40センチ、体重約10キロの中型犬で、生後3カ月程度の値段は50万円くらいらしい。

 大谷は犬好きだ。岩手は奥州市の実家では「エース」という名前のゴールデンレトリバーを飼っていた。大谷が小学1年生のときにやってきた犬で、日本ハム時代、帰省の楽しみのひとつはエースに会うことだったという。

 大谷が2度目のMVPを獲得した際には、MLBの公式番組でデコピンとじゃれ合う姿が話題になった。その様子をテレビで見たブリーダーのひとりは「大谷選手にかなりなついている」と話していたが、オフの間はともかく半分が遠征のシーズン中は常時、世話をするわけにいかない。日本ではペットホテルが一般的だが、米国ではペットシッターに頼るケースが圧倒的だ。

 ロスのあるペットシッターの料金は、自宅を訪問して30分の世話と20分の散歩で約50ドル(約7150円)。犬をペットシッターに預ける場合は1泊60ドル(約8580円)だ。

■車

 公の場で目撃されているだけでも2台の高級車に乗っている。

 まずはドイツの高級スポーツカーであるポルシェ。2022年8月に日本法人の「ポルシェジャパン」とブランドパートナー契約を結び、「ドライビングアスリート」に任命され、現地で主にハンドルを握っているのは、最高級モデルであるボディーカラーが白の「カイエン」(米国での販売価格約2900万円)。

「複数台のポルシェを所有しているという噂もあり、本人名義の車かは定かではありませんが、今季はまれに高級電気自動車の『テスラ』でエンゼルスタジアムに出勤することもあった。登板後は疲れ切っているからか、水原通訳が運転することも珍しくなかった」(現地記者)

■渋滞

 エンゼルス時代の大谷は「ロサンゼルス近郊のオレンジカウンティー・アナハイムにある本拠地エンゼルスタジアムの近くに住んでいた。3ベッドルームで家賃50万円との報道もありました」と、現地特派員。エンゼルスタジアムから、新たなホームとなるドジャースタジアムまでの距離は約52キロ。通常なら車で1時間程度だから、住み慣れたオレンジカウンティーから通うことも可能だ。

「でも、現実的ではありません。ドジャースタジアムに向かうには、オレンジカウンティーからサンタモニカを結ぶフリーウエー405を通らなければならず、この405は全米でも最も混雑する道だからです。405を含めてロスの道路はとにかく渋滞がひどく、特に朝夕のラッシュは地獄です。通常なら30分から40分で着く距離でも2時間から3時間かかることもザラ。フリーウエーには2人以上の乗車で走行可能なカープール・レーンという“優先車線”があるものの、ここもスイスイと走れるとは限らない。1人乗車で走ると違反切符を切られるため、助手席にマネキンを乗せて取り締まりを逃れるドライバーまでいる。練習時間、睡眠時間の確保を最優先する大谷にとっては考えられないでしょう。やはり、ドジャースタジアム近くで治安のいいビバリーヒルズあたりに新居を移すはずです」(同)

 大谷の移籍が決定した直後、ドジャースでのプレー経験がある楽天石井一久球団取締役SDも出演したテレビ番組で、「試合後も渋滞して、(選手も)なかなか球場から出られない」とドジャースナインの悩みの種を明かしていた。

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