ドジャース早くも佐々木朗希獲得プラン 由伸視察の前後に“秋波”送り、本人も移籍に前のめり
ドジャースと朗希をつなぐ大手広告代理店関係者
フリードマン編成本部長は、ウォール街の投資銀行出身。レイズのGM時代に低迷していたチームをリーグ優勝に導いた実績を評価され、ドジャースにヘッドハンティングされた。補強に加えてドラフトと育成を中心にしたチーム編成が基本だが、それだけで11年間で地区優勝10回、2位1回の好成績を残せるわけではない。
例えば前出のカー編成担当は2016年11月、WBC日本代表とメキシコとの強化試合の練習中、ドジャースの主砲エイドリアン・ゴンザレスが大谷と談笑した際にその場にいた。これがタンパリングじゃないかと大問題に発展、MLBが調査して翌17年、全30球団に対して日本ハムのアリゾナキャンプで大谷との接触を禁止する通達が出たくらい。メジャーでは“いわく付き”の人物なのだ。
要するにドジャースはフロントの優秀な頭脳に加えて、タンパリング疑惑を指摘されるほど強引な手法を使っているからこそ、コンスタントに勝ち続けることができるようなのだ。
そんなドジャースと佐々木をつなぐのは、大手広告代理店関係者だという。マスコミ関係者の話。
「佐々木がロサンゼルスのような市場規模の大きいメジャー球団に移籍して結果を残せば、CMを含めてその商品価値は莫大なものに膨れ上がりますからね。佐々木には一年でも早く、海を渡ってもらいたいのですよ。グラウンド外でもかなり朗希に食い込んでいて、公私にわたって面倒を見ています。プロ1年目のオフ、佐々木は山本由伸に大きな影響を受けた。2年目のキャンプでは由伸そっくりの投球フォームで投球練習を始めて周囲を仰天させたくらい。結果が出ず、フロントから“球団はおまえの高校時代のフォームを評価して1位指名したんだ”とたしなめられて少しずつ元の投げ方に戻した経緯があるのですが、このとき佐々木を山本に引き合わせたのが大手広告代理店関係者だったといいます」
佐々木は12月上旬、球団にポスティングシステムを利用してのメジャー挑戦を直訴していたことが表面化。契約更改交渉がプロ4年目にして初めて越年となったのも、メジャー挑戦の時期に関して話がこじれているのは想像に難くない。
佐々木を戦力にしたいドジャースと、商売に利用したい広告代理店関係者。ストレートの平均球速が160キロ近い「令和の怪物」とはいえ、プロ4年間で19勝(10敗)しかしていない22歳がここまでメジャー移籍に前のめりになっている裏側には“ウィンウィン”の両者の影があるようなのだ。
仮に佐々木までドジャースに移籍するようなことになったら、ダルは何と言うだろうか。