【新生エディージャパン検証】ラグビー・パシフィック杯準VもダブルSO不発…負けパターン脱却ならず
2015年以来9年ぶり2度目の就任となったエディ・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)率いるラグビー日本代表(世界ランク13位)は、21日に東大阪市花園ラグビー場で行われたアサヒスーパードライ パシフィックネーションズカップ2024決勝戦でフィジー(10位)に17対41と完敗。6月22日のイングランド戦(5位=17対52)から始まった、第2次エディ・ジャパンでのサマーシリーズの締めくくりを白星で飾れなかった。スポーツライターの永田洋光氏が新生ジャパンの戦いぶりを検証する。
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イングランド戦からジョージア(12位)、イタリア(8位)とテストマッチ3連敗を喫して先行きが危ぶまれたジャパンは、この大会に入ってカナダ(22位)、アメリカ(19位)に連勝。準決勝で対戦した格上(対戦時13位)のサモアにも49対27と快勝してランクを1つ上げた。
アメリカ戦の後半に、途中出場の立川理道をSOに入れ、それまで司令塔を務めた李承信をFBに下げる布陣を試して手応えをつかんだジョーンズHCは、このサモア戦でも10番に立川を先発させた。