スタイルの良さが裏目…全日本体操連覇 笹田夏実の“重荷”
■世界でますます苦戦
日本の体操女子は男子に比べてレベルが低い。09年の世界選手権で鶴見虹子(21)が、個人総合の銅と種目別の段違い平行棒で銀を獲得したのは43年ぶりの快挙だった。
五輪メダルは64年東京大会の団体総合の銅だけ。最近の北京、ロンドンも、団体総合(5位、8位)も種目別(鶴見の平均台=8位、段違い平行棒=7位)も入賞がやっとだ。
近年の若い女性は昔に比べて豊満になった。以前は身長が150センチにも届かず、幼児のような体形が当たり前だった体操の女子選手もしかり。実力差が開いているのにバストやヒップが大きくなれば、世界の舞台ではますます苦戦しそうだ。
ちなみに男子は、内村航平(25)が史上初の7連覇を果たした。