「板東英二の生前葬」板東英二氏

公開日: 更新日:

 プロ野球選手は言うに及ばず、明石家さんま笑福亭鶴瓶島田紳助らタレント、後藤田正晴といった政治家までと交流は幅広い。まさにプロ野球選手からタレントに転向して成功した人の草分けだ。

「その点は本当に恵まれたと思います。でも、僕は球団、放送局などから何度も“クビ”を宣告されて辞めさせられた。だから、人生は何が起きるかわからないということも伝えたかった」

 日刊ゲンダイ本紙でも、その真相を連載した12年の所属事務所の修正申告騒動について触れている。

あのことはきちんと言いたいことがあるんです。でも、ストライクとボールの判定をゴチャゴチャ言っても覆らないのと一緒で、割り切って謹慎しました。正直言ってつらかったし、死ぬことも考えた。妻にも大変な思いをさせた。それでこの生前葬という本を書く決心をした面もあります。今は復帰して仕事もいただけるようになり、皆さんにありがとうと言いたいです」

 来月で75歳。生前葬というケジメのつけ方は関心が集まりそうだ。(双葉社 1300円+税)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動