空前の「立ち食いブーム」 懐だけでなく健康にも良かった

公開日: 更新日:

■「俺のイタリアン」「俺のフレンチ」「俺の割烹」が大人気

 さらに、メタボ解消にも効果があると考えられる。立ち食いの人気店では、食事をするまで長い行列ができるので、単純に立っている時間が長い。人間は、ただ立っているだけでも座っている時より20%以上多くエネルギーを使う。座っている時間が長いとエネルギーが消費されず、内臓脂肪の増加につながってしまう。

 内臓脂肪が増えると、脂肪細胞の周囲が炎症を起こし、サイトカインと呼ばれる生理活性物質が放出される。

「サイトカインは細菌やウイルスを攻撃しますが、同時に自分の体の細胞も傷つけます。血管や血糖調節の働きを悪くして、動脈硬化糖尿病の原因になる。また、全身の血管を巡って免疫の働きを狂わせるため、慢性じんましん、慢性頭痛、悪性リンパ腫といった病気も引き起こします」(江田院長)

 立って飲み食いすると、食べ過ぎ、飲み過ぎを防げるなんて声もある。自宅でも、立ち食いしてみる?

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 2

    米挑戦表明の日本ハム上沢直之がやらかした「痛恨過ぎる悪手」…メジャースカウトが指摘

  3. 3

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 4

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 5

    巨人「FA3人取り」の痛すぎる人的代償…小林誠司はプロテクト漏れ濃厚、秋広優人は当落線上か

  1. 6

    斎藤元彦氏がまさかの“出戻り”知事復帰…兵庫県職員は「さらなるモンスター化」に戦々恐々

  2. 7

    「結婚願望」語りは予防線?それとも…Snow Man目黒蓮ファンがざわつく「犬」と「1年後」

  3. 8

    石破首相「集合写真」欠席に続き会議でも非礼…スマホいじり、座ったまま他国首脳と挨拶…《相手もカチンとくるで》とSNS

  4. 9

    W杯本番で「背番号10」を着ける森保J戦士は誰?久保建英、堂安律、南野拓実らで競争激化必至

  5. 10

    家族も困惑…阪神ドラ1大山悠輔を襲った“金本血縁”騒動