なんとなくダル~い 寒暖差で体調崩す「春バテ」対策法

公開日: 更新日:

 17日は各地で気温が20度を超え、18日も東京都心は21度まで気温が上がり、今シーズンで最高気温となった。ところが、週明けの東京は、予想最低気温が1度と、「寒の戻り」でグッと寒くなる。

 毎年この時季になると、寒暖差で体調を崩す人が多い。その上、なぜか気分まで落ち込み、通勤するのもおっくう――そんな「春バテ」状態について、医学博士で作家の左門新氏がこう解説する。

「自律神経が乱れることが春バテの原因です。自律神経には、日中優位になる交感神経と、睡眠時に優位になる副交感神経があります。気温が低い時は、体温を保つため血管を収縮させる必要がある。この働きをつかさどるのが交感神経です。逆に、暑い時は、内臓の働きをコントロールする副交感神経が発汗を促進する。普通は季節に合わせて徐々に自律神経が順応していくのですが、こうも暖かい日と寒い日が交互すると、切り替えが難しくなるのです。その上、3月は異動や入社など、環境の変化でストレスをためやすい。ストレスが副交感神経の働きを阻害し、睡眠の質が下がることも春バテの原因だと考えられます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…