患者数はこの10年でピーク…性感染症「梅毒」の正しい知識

公開日: 更新日:

「米国では見られない傾向です。女性の感染者増加は、男性の異性間の感染者増加の結果なのかもしれません」

 ちなみに、なぜ男性の異性間の感染者数が増加しているのかも、原因ははっきりと分かっていない。いずれにしろ、これらの報告から学ぶべきことは、「梅毒は現在も世の中に存在する病気。感染経路が明らかで、リスクを下げる方法も治療法もある。それをきちんと理解すれば、安全性は高まり、感染者数も減っていく」ということだ。

「性感染症を世の中からゼロにするのは難しい。それならば、感染しない、感染を広げないための正しい知識を持つことが大事です」

 今回の「過去10年で感染者数最高」というニュースを、梅毒について正しく知るいい機会にすべきだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    佐々木朗希を徹底解剖する!掛け値なしの評価は? あまり知られていない私生活は?

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    佐々木朗希「通訳なし」で気になる英語力…《山本由伸より話せる説》浮上のまさか

  4. 4

    金田ロッテはキャンプ中に「生理(性処理)休暇」を堂々と導入!監督就任翌年に日本一を達成した

  5. 5

    故みのもんたさん 闘病生活の中で本紙に語っていた「老い」と「人生最期の願い」

  1. 6

    大阪・関西万博もう間に合わず? 工事未完を「逆転の発想」で楽しむ方法…識者が皮肉たっぷり提唱

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希まさかの「先発白紙」はむしろプラス…《メジャーレベルではない》の声も

  3. 8

    山田涼介のソロ活動活発化で“亀梨和也のトラウマ”再燃…Hey! Say! JUMPファン戦々恐々

  4. 9

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇