シーズン到来も…あなたの目の充血は本当に「花粉症」か
花粉症による充血との見極めは簡単ではないが、“手がかり”はある。結膜炎の症状は一般的に、最初は片目に発症し、1~2日で両目に表れる。さらに、2~3日でどんどん症状が悪化する。
「花粉症は最初から両目が充血する場合が多く、急激に悪化することも少ないといえます。症状の表れ方がいつもと違うと感じたら、眼科を受診してください」
②黄砂によるアレルギー性結膜炎
花粉症シーズンと中国大陸からの黄砂が飛来するタイミングが重なると、勘違いする患者が多くなる。黄砂の粒子やゴミが目の中に侵入すると、充血したり、ゴロゴロとした違和感を覚え、さらにはアレルギー性結膜炎を起こしたり、角膜に傷がついて細菌に感染しやすくなってしまう。
「通常は放置していても黄砂は涙で流され、傷も徐々に修復されていきます。しかし、花粉症と黄砂が重なると、花粉症が治りづらくなって症状が長引く傾向があります」
③コンタクトレンズ使用による角膜感染症
花粉症の患者がコンタクトレンズを使用していると、症状が強く表れる場合が多いという。花粉がレンズと目の間に入り込んで、症状を悪化させるからだ。