第3世代の視力矯正手術「リレックス」の実力とデメリット
「レーシックより後に登場したリレックスは、当然歴史も浅い。適切に行えば安全な手術ではありますが、長期的に見た場合、『100%問題がない』とは言い切れない部分もあります」
実際、米国では「長期結果については臨床結果待ち」とする声もある。
戸田院長は、「すべての手術に言えることですが」と前置きした上で、レーシックにしろリレックスにしろ、しっかりと説明を受け、メリット、デメリットを理解してから納得のいく治療を選択すべきだと強調する。
どういう見え方がいいかは、ライフスタイルなどで異なる。見え方が変化することに、うまく対応できない人もいる。
また、レーシック、リレックスともに何歳でも受けられるが、老眼によるピントの調節力に効く治療ではないので、老眼年齢の40代以降では遠くも近くも見えるようになるわけではない。「眼鏡が不要になる」と期待していると、術後、「そうじゃなかった」と不満が生じかねない。
なお、レーシック、リレックスともに保険の適用はない。南青山アイクリニックではどちらも同じ値段設定だが、一般的にはリレックスの方が高額だ。