先進国中、唯一国民皆保険でないアメリカでは、高額な医療費や健康保険料が支払えず、まともな医療を受けられない人が少なくありません。これが、貧富による寿命の差に関係しています。
一方、その国の「健康度」を測る指針とされている乳幼児死亡率は、昨年よりわずかに低くなっています。とはいえ、いまだに先進国中で最も高く、日本の2.5倍以上となっています。
この数字は、直接は平均寿命に関係があるとはいえないとされていますが、アメリカで生活するのは「あまり健康に良くない」と思わせる結果を2年連続で更新してしまったことは間違いありません。