急性心筋梗塞は効果的な治療法が広まり救命率が上がった

公開日: 更新日:

 食事を改善したり、サプリメントなどの健康食品をうまく利用して、心臓疾患にかからないようにする――。そんな1次予防の考え方が広まり、近年は食品と心臓疾患に関連するさまざまな健康情報があふれています。

 たしかに、そうした情報をチェックして日々の生活に取り入れることは有効なケースも多いのですが、前回もお話ししたように、同時にそうした情報に振り回されないようにすることも大切です。

 さらに、そうした1次予防に関する情報以上に重要と言えるのが2次予防についての知識です。「病気にならないようにするために効果的な方法」が1次予防で、「いまある特定の病気をどのようにして治療したり、改善したりすればいいか」が2次予防にあたります。いまは健康な人を対象にしている1次予防に比べ、命の危機に直面している患者も対象になる2次予防のほうが圧倒的に進歩のスピードが速いと言えます。

 自分の体のどこかに不安を感じている人は、仮に病気を発症しても深刻な事態に陥ることを避けるため、心配している病気の2次予防はいまどこまで進んでいるのかを確認しておくことが大事なのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…