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シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

米大学生で話題に 「スリープテキスティング」現象とは

公開日: 更新日:

「スリープウオーキング(夢遊病)」や、「スリープイーティング(夢遊食事病)」は以前から指摘されていましたが、最近、アメリカの若者の間で「スリープテキスティング」、つまり眠ったままショートメールやツイッターなどのメッセージを送ってしまう現象が話題になっています。

 眠っている間にメッセージが来て、返事をしたのを覚えていない。しかも、そのメッセージの内容が恥ずかしいものだった――。

 こんな経験が大学生の間で話題に上るようになってきたため、ビラノバ大学が調査を行い、その結果が「ジャーナル・オブ・アメリカン・カレッジ・ヘルス」に掲載されました。

 それによれば、調査対象となった372人のうち、4人に1人が眠ったままメッセージを送ったことがあり、その7割以上は送ったことを全く覚えていなかったと答えたそうです。

 では、なぜスリープテキストをしてしまうのか? 中には夢遊病などの「パラソムニア(睡眠時随伴症)」によって引き起こされることもありますが、ほとんどの場合、深く眠っている状態から携帯電話の着信音などで突然目覚めたため、その直後の記憶が残らないから。つまり寝ぼけた状態で意味不明な、スペルなどもめちゃくちゃなテキストを送ってしまい、しかし覚えていない。朝、目が覚めてびっくり! 恥ずかしい! というわけです。中にはこれを防ぐために手袋をして寝ている女子学生もいるほど。

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