健診で異常なしでも突然死が 食後こそ注意すべき2つの数値

公開日: 更新日:

「中性脂肪の正常範囲である100㎎/デシリットルの人にファストフード1000キロカロリーの朝食を取ってもらうと、6時間後には500㎎/デシリットルまで上昇していました。これに昼と夜の中性脂肪のピークが加わる。食後の中性脂肪を抑制することがいかに重要かが分かります」

 正常コレステロール値の日本人1万1068人を対象にした疫学調査では、食後の中性脂肪が高いほど、冠動脈疾患、心血管疾患、狭心症、突然死全てでリスクが高いとの結果が出た。

健康診断などで中性脂肪が正常、または高脂血症でないという人も食後の中性脂肪は高い可能性があります。肥満でなくても、食後の中性脂肪を積極的に調べる必要があります」

 欧州動脈硬化学会の指針ではすでに、高脂血症などの検査で空腹時の採血は必要とされず、食後の中性脂肪が440㎎/デシリットルを超える場合に空腹時の採血を考慮してもよい、となっている。

■食後血糖値が高いと認知症リスクがアップ

 注目が集まる「食後」の数値のもうひとつは、「食後血糖値」だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「とんねるず」石橋貴明に“セクハラ”発覚の裏で…相方の木梨憲武からの壮絶“パワハラ”を後輩芸人が暴露

  2. 2

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  3. 3

    参院選で自民が目論む「石原伸晃外し」…東京選挙区の“目玉候補”に菊川怜、NPO女性代表の名前

  4. 4

    NiziU再始動の最大戦略は「ビジュ変」…大幅バージョンアップの“逆輸入”和製K-POPで韓国ブレークなるか?

  5. 5

    フジテレビ問題「有力な番組出演者」の石橋貴明が実名報道されて「U氏」は伏せたままの不条理

  1. 6

    サザン桑田佳祐の食道がん闘病秘話と今も語り継がれる「いとしのユウコ」伝説

  2. 7

    我が専大松戸の新1年生は「面白い素材」がゴロゴロ、チームの停滞ムードに光明が差した

  3. 8

    逆風フジテレビゆえ小泉今日子「続・続・最後から二番目の恋」に集まる期待…厳しい船出か、3度目のブームか

  4. 9

    新沼謙治さんが語り尽くした「鳩」へのこだわり「夢は広々とした土地で飼って暮らすこと」

  5. 10

    石橋貴明のセクハラ疑惑は「夕やけニャンニャン」時代からの筋金入り!中居正広氏との「フジ類似事案」