本気で痩せたいなら…「食品表示」知っておくべき読み方
チョコレートの食品表示も意外なことに気付かされる。本来チョコレートの原材料の一番最初の表示がカカオマス(カカオ豆の殻を取り、殺菌・焙煎しペースト状に固めたもの)であればカカオが最も多いチョコレートだ。ところが価格の安いものであればあるほど、原材料名の表示トップが砂糖になるという。
「つまり、消費者はチョコを食べているつもりでも、安いチョコは砂糖を食べているようなものなのです。カフェオレ・カフェラテと表示されている飲み物も、原材料名の最初に生乳、コーヒー、ブドウ糖果糖液糖と書かれているものでは違います」
ブドウ糖果糖液糖とはサツマイモやジャガイモ、トウモロコシのでんぷんから作られる食品添加物のこと。別名・異性化糖(正式名称は高フルクトースコーンシロップ)という。
「ブドウ糖から果糖に変化することを異性化と言いますが、その部分が50%未満ならブドウ糖果糖液糖で、50~90%は果糖ブドウ糖液糖、90%以上を高果糖液糖と言います。これらの異性化糖に10%以上の砂糖を加えたものが砂糖混合異性化液糖です。ご飯などを体内で分解して得るブドウ糖と違って、最初からブドウ糖と果糖に分離しているブドウ糖果糖液糖を取ると、体内で分解されることなく血液に送られるので、血糖値が急上昇します」