本気で痩せたいなら…「食品表示」知っておくべき読み方

公開日: 更新日:

 いくら糖質の多い食品は太ると知っていても、どの食品に、どれだけ糖質が含まれているか分からなければ肥満を防ぐことはできない。まして、痩せようと思うなら、どの加工食品に、どんな成分が、どれだけ入っているかを示す食品表示を正確に読み取る必要がある。そうでなければ、1本の飲料や1個のパンがそれまでのダイエットの努力をムダにしかねない。そこで、正しい食品表示の読み方を早稲田大学持続型食・農・バイオ研究所重点領域研究機構招聘研究員の古谷彰子氏に話を聞いた。

「消費者庁が管轄する食品表示にはいくつかのルールがあります。その食品に含まれる炭水化物、脂質、タンパク質、エネルギー、食塩の割合、原材料名をその量の多い順番に表示すること、さらに一番多い原材料が加工食品では製造地が、生鮮食品では産地が表示されることなどがあります」

 多くの人はこのルールを知らず、さまざまな大事なことを見落としてしまう。例えば、ジャムパンやあんパンなどの菓子パンの食品表示を見ると、興味深いことが分かる。

「本来、パンであれば原材料は小麦粉が原材料名のトップに表示されるはずです。ところが、ジャムパンやあんパンといった菓子パンでは、砂糖やイチゴジャム、つぶあんといった小麦粉以外の原材料名から表記されることが少なくありません。こうした菓子パンはパンというより、パン入りの砂糖やジャムやつぶあんを食べているようなものなのかもしれません」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…