円楽は3週間入院 肺がんの脳転移は治療の順番が延命を左右
もうひとつ重要なのが、治療の順番。エール大学の研究グループは、①「定位放射線治療↓EGFR阻害剤」②「全脳照射→EGFR阻害剤」③「EGFR阻害剤↓定位放射線か全脳照射」に分けて、生存期間を比較。すると、①が46カ月、②が30カ月、③が25カ月と定位放射線を先に治療する方が、有意に生存期間が長いのです。
日本の現状は、EGFR阻害剤で先に治療する傾向があります。もし脳転移が見つかったら、まず定位放射線治療を受けるのが賢明です。