「女性セブン」の取材に政宏さんは、忠夫さんの財産はほとんど残っていないことを告白した上でこう答えている。
「主治医に相談したら東京・世田谷区のケアマネジャーさんを紹介されて。『うちの父も介護保険を使えるんですか?』と聞いたら、『ええ、使えます』と言われました。〈中略〉階段の手すりの設置から介護ベッドやトイレの手すりまで、こんなものにも保険サービスが使えるのかと驚きました」(同誌8月22・29日号)
さらに「政宏は何度も『介護保険さえ、最初から知っていれば』と繰り返した」と同誌は報じている。認知症の親のためにも、自身のためにも、子どもは介護保険制度を正しく理解し積極的に利用すべきだ。