前立腺がんの放射線治療を最大限活かす「1センチの隙間」
がんを克服した方のニュースは、うれしいものです。英国のロック歌手ロッド・スチュワート(74)は、ロンドン近郊でのチャリティーイベントに参加し、「前立腺がんと診断されたんだ」と告白。集まった500人のファンがショックを見せると、「もう大丈夫なんだ。早期発見で完治したから」と続けて笑いを誘ったそうです。
報道によると、前立腺がんは3年前の検診で見つかったといいます。2000年に甲状腺がんを早期発見して以来、1年に3回の定期検査を受けていたことが、早期発見に結びついたのでしょう。不幸中の幸いだったことで、イベントでは「みんなも医者に行かないとダメだぞ」と呼びかけています。
前立腺がんは、日本で急増していて、今後も増加の一途。ロッドのように早期発見を心掛けることはとても大切です。
右肩上がりの背景には食生活の欧米化が関係しています。1950年の食品摂取量を100とすると、米や野菜、魚介類、いも類、豆などはほぼ横ばいですが、肉類は10倍近くに上昇。同年の栄養素を100とすると、ビタミンや炭水化物、タンパク質、食物繊維などは横ばいか微増ですが、脂肪は3倍にアップしているのです。