著者のコラム一覧
シェリー めぐみジャーナリスト、ミレニアル・Z世代評論家

NY在住33年。のべ2,000人以上のアメリカの若者を取材。 彼らとの対話から得たフレッシュな情報と、長年のアメリカ生活で培った深いインサイトをもとに、変貌する米国社会を伝える。 専門分野はダイバーシティ&人種問題、米国政治、若者文化。 ラジオのレギュラー番組やテレビ出演、紙・ネット媒体への寄稿多数。 アメリカのダイバーシティ事情の講演を通じ、日本における課題についても発信している。 オフィシャルサイト:https://genz-nyc.com

怒りを発散できてビールも飲める「レイジ・ヨガ」が話題

公開日: 更新日:

 ヨガといえば、静かな音楽が流れる中で心を平穏にして行うものというイメージがあると思います。しかし、アメリカではヨガをやりながら悪態をついたりして怒りの言葉を叫ぶ「レイジ・ヨガ」がちょっとした話題になっています。レイジ(rage)とは激しい怒りのことです。

 レイジ・ヨガは数年前にカナダのヨガインストラクターが考案したもので、アメリカではこの春にテキサスに上陸しました。夏にカンザスでクラスが開講したばかりで、規模的にはまだまだこれからです。それでも開講のたびにテレビで取り上げられるなど話題になるのは、そのユニークさからです。

 ヨガポーズを取りながら大声を出したり、「この野郎!」と悪態をついたりする理由は、毎日のストレスや怒りを発散させるため。中には「ちゃんとお皿を洗いなさい!」と、家事を手伝わない夫や子供たちへの怒りをあらわにする人もいるとか。バックに流れる音楽がヘビメタロックというのも、雰囲気を盛り上げています。

 またテキサスとカンザスのクラスは、両方ともクラフトビール工場内のスペースで行われ、休憩時間に水分補給とリラックスも兼ねて無料のビールを飲むことも可能とあって、これまでヨガには興味がなかった男性の受講者も多いようです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高嶋ちさ子「暗号資産広告塔」報道ではがれ始めた”セレブ2世タレント”のメッキ

  2. 2

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  3. 3

    佐々木朗希の足を引っ張りかねない捕手問題…正妻スミスにはメジャー「ワーストクラス」の数字ずらり

  4. 4

    大阪万博開幕まで2週間、パビリオン未完成で“見切り発車”へ…現場作業員が「絶対間に合わない」と断言

  5. 5

    マイナ保険証「期限切れ」迫る1580万件…不親切な「電子証明書5年更新」で資格無効多発の恐れ

  1. 6

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  2. 7

    歌手・中孝介が銭湯で「やった」こと…不同意性行容疑で現行犯逮捕

  3. 8

    Mrs.GREEN APPLEのアイドル化が止まらない…熱愛報道と俳優業加速で新旧ファンが対立も

  4. 9

    「夢の超特急」計画の裏で住民困惑…愛知県春日井市で田んぼ・池・井戸が突然枯れた!

  5. 10

    早実初等部が慶応幼稚舎に太刀打ちできない「伝統」以外の決定的な差