その時が来たと手術を決断…島津悦子さん語る変形性股関節症

公開日: 更新日:

 ステージに立っていられないほどになったので手術覚悟で病院を探し、整形外科クリニックから大学病院を紹介してもらいました。医師には「まだ使えないことはないけど、どうする?」と言われたのですが、良くなることは絶対にないし、すでに覚悟はできていたので手術を希望したというわけです。

 手術は、大腿骨頭を切断し寛骨臼を削り、人工股関節を取り付ける「人工股関節置換手術」というものです。出血量も多いということで、手術1カ月前に「貯血式自己血輸血」のための血液400ミリリットルを採血しました。

 何がつらかったかって、麻酔から目覚めると両脚がベルトで固定されていて24時間動けない状態だったことです。でも、世の中にはもっと大変な病気と闘っている方が大勢いらっしゃいます。そのような方々に比べたら私は楽なほうだとは思います。看護師さんに寝返りをお願いしても1分もしないうちに痛くなって元に戻してもらわなくちゃならなかったり、輸血や点滴、尿管、太ももから血液を出す管などにつながっているのも嫌な感じでした。

 翌日からリハビリが始まり、初日は車いすに乗る練習、2日目には平行棒で歩く練習、3日目には歩行器で歩き、4日目には杖、そして階段……とリハビリは痛かったけど頑張りました。おかげさまで、リハビリの先生からは回復が早いと言っていただけましたよ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大友康平「HOUND DOG」45周年ライブで観客からヤジ! 同い年の仲良しサザン桑田佳祐と比較されがちなワケ

  2. 2

    阪神・藤川監督が酔っぱらって口を衝いた打倒巨人「怪気炎」→掲載自粛要請で幻に

  3. 3

    阪神からの戦力外通告「全内幕」…四方八方から《辞めた方が身のためや》と現役続行を反対された

  4. 4

    阪神・西勇輝いよいよ崖っぷち…ベテランの矜持すら見せられず大炎上に藤川監督は強権発動

  5. 5

    中森明菜が小室哲哉、ASKAと急接近! “名曲製造機”との邂逅で「第2の黄金期」到来に期待

  1. 6

    「色気やばい」山﨑賢人のタバコ姿が大反響 韓国で路上喫煙の宮根誠司との反応に“雲泥の差”

  2. 7

    巨人・小林誠司に“再婚相手”見つかった? 阿部監督が思い描く「田中将大復活」への青写真

  3. 8

    中野サンプラザ、TOC、北とぴあ…都内で建て替え計画が相次ぎ頓挫する理由

  4. 9

    岩井明愛・千怜姉妹が大ピンチ!米ツアーいまだポイントゼロで「リシャッフル」まで残り5試合

  5. 10

    演技とイケオジぶりで再ブレーク草彅剛と「10億円マンション売却説」中居正広氏との“絆”