近視、遠視、乱視も解消 老眼鏡が不要になる白内障手術
単焦点は保険適用だが、2焦点と3焦点は適用外。これも選択する際の材料になるだろう。ただ問題は、眼科医によっては単焦点の説明だけで、2焦点、3焦点については触れない場合があること。
それぞれのレンズのメリット、デメリットを説明してほしいと、患者側から言った方がいい。
■回復が早く日帰りでOK
現在の白内障手術は、傷口は2ミリ程度なので、回復が早く、多くは日帰り。点眼麻酔なので、麻酔の注射による痛みもない。手術後は、その日のうちにデスクワークもできる。かつてはレーシック手術を受けていると白内障手術の際、眼内レンズの度数を正確に測定できなかったが、計算式が複数登場したことで、その問題もクリアした。
また、最新の白内障手術のトピックスは2つ。メスではなくフェムトセカンドレーザーを使って眼球の正確な位置にレーザー照射できるようになったこと、手術室で水晶体を摘出した状態で眼内レンズ度数などを測定できるようになったこと、だ。特に後者では、より正確な度数を測定できるようになった。
白内障手術は、どんどん進歩している。白内障かつ眼鏡が嫌なら、早めに一考してはどう?