術後3日は人生最大の苦痛…Nosukeさん精巣がん語る

公開日: 更新日:

 周囲から「東京に帰ったら病院へ行け。行かなかったらメンバーから外す」と半ば脅されて検査を受けまして、がんが発覚したわけです。最終的には「精巣がんを原発とする胚細胞腫瘍」と診断されました。胃が腫れていると思っていたのは、じつは胃の下にできた直径15センチの腫瘍だったんです。

 治療はまず左の精巣を摘出して、落ち着いたら抗がん剤で胃の下の腫瘍を小さくし、開腹手術で腫瘍摘出という段取りでした。入院も手術も生まれて初めてだったので、すべてが未知で恐怖でしたが、精巣の手術も抗がん剤もイメージしていたよりもスムーズに進みました。途中、何を食べても味がしない味覚障害になったり、吐き気にも襲われました。でも、吐き気は打ち上げの夜の二日酔いよりマシでした(笑い)。

 4クール(約4カ月)の抗がん剤治療でみるみる数値が良くなっていくのが分かり、今年5月の腫瘍摘出手術の頃には、いろいろ慣れて余裕すらありました。

 ところが、腫瘍摘出手術は8時間の予定が大幅に延び、夕方に終わるはずが深夜1時までかかってしまったのです。腫瘍は2つあり、その1つが大動脈に巻き付いていて取りづらく、大量出血を伴って輸血もしました。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続