あふれる健康情報…真実を読み取る力を持たないとバカをみる
健康のため日々テレビ、雑誌などの健康情報をチェックしている人は少なくありません。
しかし、著名な専門家がいくら「〇〇は健康にいい」「△△が効く」と語ったとしてもその情報が正しいか否かを見抜く力がなければ健康にはなれません。専門家が言うことが正しいとは限らないからです。
よく健康情報の番組や記事には「××学会の機関誌によれば」というフレーズが出てきます。一般の人から見れば、いかにも権威のありそうな医学会が作成するその雑誌に記載されている論文は事実に思えるでしょうが、本当でしょうか?
それを知るには、その雑誌が世界からどう見られているか、を学ぶ必要があります。
実は医学誌などの学術誌には超一流から三流以下まで実にさまざまな雑誌があります。三流の医学雑誌には研究の手法がでたらめだったりして、とうてい本当とは思えないことが書いてある雑誌もあるのです。
その学術雑誌が一流かそうでないかを知るには、そこに掲載された論文が世界中の学者たちにどれだけ引用されたかでわかります。それを「インパクトファクター」と言って、特殊な計算方法でランキングしたものが公表されています。