絶対に風邪をひかないための技術 ベテラン内科医が教える
「手を洗った後は使い捨てのペーパータオルを使用しましょう。インフルエンザウイルスはつるつるした場所では24時間、布などでは8時間近く生きているといわれています。一日中同じハンカチやタオルを使ったり家族共用のものを使ったりするのは考えものです」
病院の入り口にはアルコール消毒剤が用意されている。手洗いが手に付着したウイルスや細菌をせっけんにくっつけて洗い流すのに対して、アルコール消毒剤はウイルスの働きを弱めて殺すことを目的としている。15秒のアルコール消毒は30秒の手洗いに勝るとの報告もある。薬局などで購入して家庭で使うのもいいだろう。
■部屋は室温22度、湿度50~60%に設定
電車やバスのつり革、ドアノブ、電話、硬貨やお札、パソコンやエレベーター、温水洗浄便座のボタン、階段の手すりなど、不特定多数の人が使うものを触るときは手袋をするといい。
受験生の場合、これからの期間はボールペンやノートや教科書などの貸し借りを控えることも予防対策となる。