ホームや階段が怖い…岩義人さん語る「ナルコレプシー」の苦悩

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 要は、寝ていてもずっと眠りが浅くて熟睡できない体だそうで、確実に治る治療法はわかっていないとのことでした。できることは生活習慣を規則正しくすることぐらい。でも、オフの日は12時間ぐらい寝ちゃいます。それでやっとスッキリ起きられる感じです。

 ただ一つだけ処方された薬は、10~15時間眠れなくなる覚醒薬でした。どうしても寝てはいけないときにだけ飲んでいます。

■「いつどこで寝てしまうかわからない」

 思い起こせば、小学校4年生のとき、ダンスレッスンで「今、踊りながら寝てただろう」と先生に言われたことがありました。高校の卒業式はずっと居眠りしていたみたいで、まったく記憶がありません。大人になってからも二度寝が激しいし、電車で終点まで乗り過ごしてしまったことも数え切れません。

「今までも芝居しながら寝ている瞬間があったのかな?」と思うと自覚がないだけに怖いですし、相手の気持ちになると申し訳なさでいっぱいになります。今は「こういう病気なので不快なことがあるかもしれませんが……」と前もってお知らせできますけど、それでも「寝ちゃったらどうしよう」という不安は常にあります。

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