肛門<上>名医が伝授するラクラク排便法5つの極意
■朝起きてから出勤までに快便を実現
朝起きて出勤まで時間にゆとりがないと、便意がないのに「無理にいきんで出す」排便習慣につながる。ラクラク排便法は、朝、時間にゆとりをもって目覚めるところから始まる。やり方はこうだ。
①目覚めたら布団の中で横になったままでいいので、ゆっくり腹式呼吸をしながら、両方の手足の先をこすり合わせる。
②床に座るか椅子に腰かける。そして深呼吸しながら、両足首を4~5回ほど回して少し休む。
③膝から下をゆっくりさすり、次に太ももの前後をさする。今度は立った状態で、お尻全体を丸くさする。さらにお腹、胸、背中など、体全体が心地良く感じるようにさする。
④体がほぐれたら、深呼吸をしながら冷たい水をコップ2杯飲む。水が口、のど、食道、胃まで流れるのを感じながら飲む。「腸が動いていくところ」をイメージしながらお腹を右回りにさする。
⑤こうして便意が湧き上がってきたら、ゆったりと便座に腰かける。落ち着いて呼吸をして、リラクセーションを心がける。いきむことなく、自然と便が直腸を下りてくるのを感じ取りながら排便する。