年末年始のコロナ対策 屋外イベントで注意すべきポイント
気をつけたいのは缶コーヒーやボトルなどの飲み口。店側はできるだけ注意をしているとはいえ、管理が行き届いている屋内の店とは状況が異なる。消費者側が自衛するよう心掛ける必要がある。
「口をつけるところはきちんとふき取り、蓋つきの飲み物は、蓋を外して飲みましょう。屋台などで飲食物を扱う人のマスクにも気を配りましょう。マウスシールドは飛沫が手元に落下するため危険ですし、ポリウレタン製のマスク、小さなマスクもまた、飛沫を防ぐ効果が小さいといわれています。あごまで覆う不織布マスクをしている店員さんの店で買うのがいいと私は考えます」
政府のクラスター対策班は感染リスクの高い場所として喫煙所を挙げている。
「屋外のイベントでは喫煙場所を設けているケースもあるでしょう。よく喫煙所は休憩所と並んで気を抜く場所なので気を抜くと新型コロナに感染しやすいと感じる人がいるかもしれません。しかしそれはウソ。気を緩めたら感染するわけではありません。喫煙で大事なのは場所ではなく、たばこをくわえるフィルター部分を触る手が清潔かどうか、です。たばこを吸うときも必ず、飲食と同じで手や指をたばこを触る直前に洗うか消毒することです」