鼻<下>薬を使わずに鼻詰まりを治す3つの方法 専門医が指南
「脇の下には圧を感じるセンサーがあり、そこには交感神経が通っていて、反対側の鼻の鼻甲介とつながっています。その交感神経を刺激することで鼻甲介の血管が収縮して、腫れている鼻の穴が一時的に開くのです。ペットボトルがなければ、テニスボールなどでもかまいません。必ず片側ずつ行ってください」
自律神経の乱れを整えて、鼻詰まりなどの症状を緩和させる方法はまだある。小指に湿布を貼る方法だが、花粉症の場合は両方の小指に貼り、鼻詰まりの場合は症状が出ている側の小指に貼るといいという。
■小指湿布
粘着面が白いパップ剤使用の「湿布」「医療用テープ」「ハサミ」を用意する。①湿布を約7ミリ角に切り、小指の手のひら側の第1関節と第2関節の間に貼る②医療用テープもしくはばんそうこうで、湿布が動かないように留める。朝と寝る前の1日2回貼るのが目安。
「両手の小指の第1関節と第2関節の間にある腱には、交感神経の作用を調節する受容体が備わっています。ここにグリセリンを含む湿布を貼ると、受容体が刺激され、自律神経が整います。この部分は、首筋のコリを取る効果も期待できます」