<7>精神的に限界の母に医師の指示で好物のカステラを差し入れ
母の好物であるカステラ、野菜ジュース(紙パック)、ゼリー飲料など飲みやすいものもたくさん買い込んだ。いつもの警備室前で看護師さんと待ち合わせた。
看:「お母さまのお箸は持ってきてくれましたか?」
私:「いや、すぐ売店で割り箸を買ってきます」
箸のことは看護師さんに言われていたわけではなかったが、母が入院時に箸を持参しなかったことをすっかり忘れていた。入院中に割り箸20本を売店から母に届け、それで済んだと思っていた。入院が長期化し、割り箸がなくなってしまったのだ。考えてみれば、一昨日荷物を届ける時に気が付いてもいい話だ。コロナ後遺症で思考力が完全でないのか?
■追加のステロイドと抗生剤投与も決断
入院11日目。レムデシビル投与4日目。胸部CTと採血検査があり、肺の白い影は濃くなっている。範囲も広がっている。早めにレムデシビル追加申請したのは大正解。予断を許さない。
入院14日目。レムデシビル投与7日目。医師から連絡があり、母の血中酸素量が時に少なくなるので、本日からステロイドと抗生剤投与を開始するという。ステロイドは錯乱状態を起こすリスクがあるが、微熱が続く状態もつらい。母は精神的にも参っている。苦渋であるが最善の選択肢と理解した。