新型コロナワクチンに意外な副反応…乳がん画像検診での注意点

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 また〈基本的に2回目ワクチン接種後6~10週間以内のワクチン接種側の片側性リンパ節腫大の患者には、積極的な画像検査による精査は不要で、臨床的な経過観察が推奨される〉としている。

「もしAさんが、そのまま画像診断を受けて、がんの疑いがあると診断されると、本来必要のない、生検などの追加の検査を受けなければなりません。その間、Aさんは心配や不安、恐怖に悩まされることになる。それを防ぐために、乳がん検診に伴うマンモグラフィーや乳房超音波検査はワクチン接種前に受けるか、2回目ワクチン接種後少なくとも6~10週間間隔で行うことが推奨されているのです」

■報告されたリンパ節腫脹は98件

 そもそもワクチンを打つとなぜ脇の下のリンパ節が腫れるのか。

 それは首(頚部)や鎖骨のくぼみ(鎖骨上)、足の付け根(鼠径部)、脇の下(腋窩)などのリンパ節は、体内に侵入してくるウイルスや細菌を監視する白血球の拠点だからだ。感染症にかかったり、腕にケガをしたりしてウイルスや細菌が体内に侵入すると、これを通報、排除するための白血球の動きが活発になりリンパ節が腫れてしまう。

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