若者は人間の「生と死」を考えることに飢えているのではないか
そんな講義の10日後に届いた学生からの感想を抜粋します。
「生きていることができている、それがどれほど価値があることなのか、心が震えました」
「心の底から死に向き合い、患者にとって支えとなったり、安らぎとなったりする言葉をかけられる医者に私はなれるだろうか。この疑問に医者になってから気づくのと、学生の間に考え始めるのとでは大きな違いがあるだろう」
「人間はどんな状況でも心のどこかで生きたいと思っている、というお考えは自分にとってはすごく新鮮でした」
「私は今まで、命や生死についてよく考えてきた。でもこの話題は重くて、友達や家族と話すことはなかなかできなかった。だから先生がいらしてみんなで命について考えた時間はとても意義深く、尊いものだと感じた」
「命についてもういちど考えることがなかったので非常にいい機会になった」
「患者さんがのみ込んだ言葉や思いをしっかりくみ取って悔しさを感じられる医師になりたいです」