若者は人間の「生と死」を考えることに飢えているのではないか
「医療者は生と死を哲学し続けなければならないのだと感じました」
「『死者を思うことで、死者に心を支えてもらっている』という表現を見て、いたく感動した」
「つらい状況から誰しも逃げたくなるが、逃げ場所は死以外にもたくさんあるはずで、それを一緒に考えられる医師にならなければならないと感じた」
彼らの感想文を読んで、私は「学生たちは普段はたくさんの医学知識を学ぶことに終始しているが、むしろ彼らは人間の生と死、命を考えることに飢えていたのではないか」と感じました。