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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

1週間具だくさんアレンジスープで飽きずにおいしく認知症対策

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 それが、認知機能低下に関係しているのでは――。研究者が「食の多様性」について調べると、やはりさまざまな食品群をバランスよく食べている人ほど、認知機能が低下しにくいとの結果でした。

 これについて、研究者は「さまざまな食品群をバランス良く食べている人は栄養学的にも良い食生活の上、そういう食事を取るには『献立を考える』『食材を用意する』『料理する、または購入する』ことが必要。これらが認知機能に良い影響を与えているのではないか」と考察しています。

■さまざまな食材を食べている人はボケにくい

 認知症予防があるエビデンス(科学的根拠)のある食事として、地中海食があります。

 イタリア、ギリシャ、スペインなどの地中海沿岸の国の人々が食べている伝統的な料理のことで、「季節折々の野菜や果物を豊富に使用する」「オリーブオイル、ナッツ、豆類、全粒粉など未精製の穀物をよく使う」「乳製品や魚をよく使う」「食事の時に赤ワインを適量飲む」「赤身肉の摂取頻度や摂取量が少ない」などが特徴。

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