新型コロナ治療で使われるステロイド薬は早期に使うと逆効果 医師が解説

公開日: 更新日:

 今回、特例承認された「ソトロビマブ」も同じく中和抗体を点滴投与する。対象は55歳以上で重症化リスクが高く、酸素投与を必要としない軽症または中等症の患者で、軽症者に使用できる2つ目の治療薬になる。まだ臨床現場では使用が始まっていないというが、海外の治験では、入院や死亡のリスクを79%減らす効果が確認されている。

新型コロナウイルス感染症は、発症から約10日で体内に抗体がつくられることにより回復していきます。そのため、抗体ができるまでの間にいかに重症化を防ぐかが重要です。今回の承認で治療薬の選択肢が増えたことで、重症化する患者さんをさらに減らせることが期待できます」

■自宅療養でも服用できるが…

 こうした重症化を防ぐために使われる治療薬が出揃いつつある中、使い方についてあらためて注意喚起されているのがステロイド薬のデキサメタゾン(デカドロン=写真)だ。前述のように、肺炎が悪化して酸素投与が必要な「中等症Ⅱ」や、人工呼吸器をつけるような「重症」の患者に使用される。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人が戦々恐々…有能スコアラーがひっそり中日に移籍していた!頭脳&膨大なデータが丸ごと流出

  2. 2

    【箱根駅伝】なぜ青学大は連覇を果たし、本命の国学院は負けたのか…水面下で起きていた大誤算

  3. 3

    フジテレビの内部告発者? Xに突如現れ姿を消した「バットマンビギンズ」の生々しい投稿の中身

  4. 4

    フジテレビで常態化していた女子アナ“上納”接待…プロデューサーによるホステス扱いは日常茶飯事

  5. 5

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  1. 6

    中居正広「女性トラブル」フジは編成幹部の“上納”即否定の初動ミス…新告発、株主激怒の絶体絶命

  2. 7

    佐々木朗希にメジャーを確約しない最終候補3球団の「魂胆」…フルに起用する必要はどこにもない

  3. 8

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 9

    フジテレビ「社内特別調査チーム」設置を緊急会見で説明か…“座長”は港社長という衝撃情報も

  5. 10

    中居正広「女性トラブル」に爆笑問題・太田光が“火に油”…フジは幹部のアテンド否定も被害女性は怒り心頭