しっかり寝ているのに眠気がひどい…考えられる病気は?

公開日: 更新日:

 しっかり睡眠をとっているのに日中に突然強い眠気が出現する原因のひとつは「睡眠時無呼吸症候群」です。寝ている時に無呼吸状態になって、血液中の酸素量が低下するため、睡眠の質が落ちます。眠気がひどいと感じると同時に、家族にいびきを指摘されたり、朝、喉がカラカラに渇いて目が覚めたり、イライラしやすいなら、心療内科や呼吸器内科の睡眠外来にかかりましょう。

 ほかには、初期の「うつ病」です。テレワークによって生活リズムが崩れ、心療内科に通う患者さんが増えました。うつ病による症状には、不眠症と過眠症のどちらもあります。通常、人間の体内時計は1日1時間しか早起きできません。休日に起きる時間が2時間以上ズレる人は、リズム障害が起きていると考えられます。

 また、大量の飲酒が続くと、肝硬変まで進行することもあります。体内でアンモニアが増加し、意識障害が起こることがあります。常に睡魔が払えない状態になります。あるいは断酒による離脱症状として、強い過眠の症状が出るケースもあります。

 しっかり睡眠をとっているのに日中に突然強い眠気が出現する「ナルコレプシー」も過眠症として知られますが、発症は一般的に10代が多く、中高年の方なら可能性としては考えにくいといえます。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  2. 2

    “氷河期世代”安住紳一郎アナはなぜ炎上を阻止できず? Nキャス「氷河期特集」識者の笑顔に非難の声も

  3. 3

    不謹慎だが…4番の金本知憲さんの本塁打を素直に喜べなかった。気持ちが切れてしまうのだ

  4. 4

    バント失敗で即二軍落ちしたとき岡田二軍監督に救われた。全て「本音」なところが尊敬できた

  5. 5

    大阪万博の「跡地利用」基本計画は“横文字てんこ盛り”で意味不明…それより赤字対策が先ちゃうか?

  1. 6

    大谷翔平が看破した佐々木朗希の課題…「思うように投げられないかもしれない」

  2. 7

    大谷「二刀流」あと1年での“強制終了”に現実味…圧巻パフォーマンスの代償、2年連続5度目の手術

  3. 8

    国民民主党は“用済み”寸前…石破首相が高校授業料無償化めぐる維新の要求に「満額回答」で大ピンチ

  4. 9

    野村監督に「不平不満を持っているようにしか見えない」と問い詰められて…

  5. 10

    「今岡、お前か?」 マル秘の “ノムラの考え” が流出すると犯人だと疑われたが…