病名が重すぎて…看取り士会代表・柴田久美子さん語るがんとの闘い

公開日: 更新日:

「このまま死んでしまったら、在宅での尊厳死の火が消える」

 そう思って、同じ年に「看取り士会」を発足しました。がんを抱えながら24時間365日、在宅で介護が必要な人に自分を必要とされる日々がスタートしました。娘はあきれていましたけれど、それが私のやりたいことだったので、結果として今、元気です(笑い)。

 私のがんを知った人たちから「これがいいのでは?」という健康情報をたくさんいただいたので、試してよかったものを現在も続けています。

 今の体に取った方がいい食材、取らない方がいい食材を調べてくれる機械があって、3週間に1度ぐらい通っています。毎回変わるので面白いですよ。たまに大好きなものがNGになったときはつらいですけどね。

 人生は、自分の使命を果たす道を歩くことだと思っています。私の場合は看取り士の存在を広く知ってもらうこと。そう思って、19年に映画「みとりし」を製作して公開したら、すぐにコロナ禍になってしまって負債だけが残りました。笑っちゃうくらいの大借金(笑い)。ただいま返済中です。 (聞き手=松永詠美子)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    相撲協会の逆鱗に触れた白鵬のメディア工作…イジメ黙認と隠蔽、変わらぬ傲慢ぶりの波紋と今後

  2. 2

    中居正広はテレビ界でも浮いていた?「松本人志×霜月るな」のような“応援団”不在の深刻度

  3. 3

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  4. 4

    《2025年に日本を出ます》…團十郎&占い師「突然ですが占ってもいいですか?」で"意味深トーク"の後味の悪さ

  5. 5

    ヤンキース、カブス、パドレスが佐々木朗希の「勝気な生意気根性」に付け入る…代理人はド軍との密約否定

  1. 6

    中居正広の女性トラブルで元女優・若林志穂さん怒り再燃!大物ミュージシャン「N」に向けられる《私は一歩も引きません》宣言

  2. 7

    結局《何をやってもキムタク》が功を奏した? 中居正広の騒動で最後に笑いそうな木村拓哉と工藤静香

  3. 8

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 9

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  5. 10

    高校サッカーV前橋育英からJ入りゼロのなぜ? 英プレミアの三笘薫が優良モデルケース