コロナ感染者が再び増加中「サッカーW杯」をどう乗り切るか

公開日: 更新日:

 岩室医師が最近訪れた中学校では、窓は開けていたものの、教室に3台の扇風機が設置されているにもかかわらず稼働させていなかった。これではエアロゾル対策にならない。観戦するなら寒くても空気の流れをつくっている、換気がしっかりした店にした方がいい。

 オミクロン株の流行以降、あまり注目されなくなったのが飛沫がかかった食べ物。しかし、感染したくなければ注意することだ。

 動物実験により、感染リスクは数千から数万のウイルスを取り込んだ時に高くなる。空気中を漂うエアロゾルで感染するなら、ウイルスの塊である飛沫のかかった食べ物がより警戒すべき存在であるのは当然だ。

「みんなの飛沫がかかる大皿料理は手にしない、回し飲みしない、は基本中の基本です。誰もが手づかみするいわゆる乾き物にも注意したいものです。料理を作る人は不織布マスクが必須です」

 新型コロナは感染での症状もさることながら、後遺症も気になる。その実態はまだまだはっきりしないが、感染しなければ心配することもない。受験や帰省などで絶対に感染したくない人は、今年のサッカーW杯は自宅で静かに観戦し、君子危うきに近寄らず、でいることだ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

    岡本和真と村上宗隆のメジャー挑戦に“超逆風” 大谷バブルをブチ壊したMLB先輩野手の期待外れ

  2. 2
    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

    ロッテ佐々木朗希「強硬姿勢」から一転…契約合意の全真相 球団があえて泥を被った本当の理由

  3. 3
    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

    佐々木朗希の今季終了後の「メジャー挑戦」に現実味…海を渡る条件、ロッテ側のスタンスは

  4. 4
    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

    ドトールに注がれる「石丸効果」都知事選でヒモ付き隠さず3番手から猛追、株価も爆上がり

  5. 5
    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

    「あぶない刑事」100万人突破で分かった…舘ひろし&柴田恭兵“昭和のスター”の凄みと刑事役の人材不足

  1. 6
    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

    ソフトB山川穂高「無神経ぶり」改めて露呈…31試合ぶり本塁打も身内から異論噴出

  2. 7
    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

    石丸伸二候補に大逆風…「恫喝」訴訟で2連敗、都知事選後の国政進出シナリオも狂いが

  3. 8
    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

    蓮舫候補に一発逆転の「神風」は吹くのか…7.7都知事選「一歩リード」の小池知事を猛追

  4. 9
    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

    都知事選最終盤に飛び交う「蓮舫狙い撃ち」の怪情報…永田町に出回る“石丸2位”データの真の狙い

  5. 10
    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」

    猛チャージ石丸伸二候補に広がる危機感…広島からは「あんなぁ都知事に押し上げちゃいけん」