コロナ禍で弱くなる子供たち 無気力・不安での不登校が増加
岩室医師が講演で回ったある中学校では、生徒に今後のマスクの着脱についてアンケート調査を実施したところ、「マスクは外さない」と「どちらとも言えない」がそれぞれ半数いて、「外す」と答えた生徒はほとんどいなかったという。
「学校に通っている子供たちはマスクを外して表情から心の内を周囲に知られるのは恥ずかしいという思いが強く、家族にしか素顔を見せない子供が普通になっています。これは他人に本心を明かせない、ということを意味しており、人と信頼関係を築くことが難しくなった世代が誕生しているということです。将来が心配です」
重症化リスクの高い人にコロナ対策は必要だ。
しかし、それ以外の人については感染予防一辺倒ではなく、社会全体を考えて行うことが必要ではないか。