コロナ禍で弱くなる子供たち 無気力・不安での不登校が増加

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 実際、2021年度の1年間で学校を30日以上欠席した不登校の小・中学生の数は24万4940人(在校生の2.57%)。これは文部科学省が公表した「問題行動・不登校調査」によるもので、20年度より4万8813人多く、過去最多だった。ちなみに、新型コロナの影響がなかった18年度での不登校の小・中学生の数は16万4528人(在校生の1.69%)だった。

 1年間で30日以上休んだ子供の中には経済的問題など不登校以外の理由もあるが、「新型コロナ感染回避」を理由に休んだ小・中学生は20年度は2万905人、21年度は5万9316人いた。その結果、小・中学生全体で20年度は28万7747人、21年度は41万3750人が学校を30日以上休んでいる。 

■本心は他人に明かせない

「気になるのは、『不安・無気力』を不登校の理由にしている子供たちが急増していることです。19年度の7万2398人(不登校全体の39.9%)から21年度には12万1796人(同49.7%)となった。これは多感な3年間を抑圧された状態で過ごした副作用の表れであり、今後さらに増加していくのではないか、と懸念しています」

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