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清水俊彦東京女子医大脳神経外科客員教授

東京女子医大脳神経外科客員教授。「汐留シティセンターセントラルクリニック」の頭痛外来には全国から患者が訪れる。

自分がどのタイプか、正しく知っていますか?

公開日: 更新日:

 さて、まず第1回でみなさんに問いたいのは、「自分の頭痛がどのタイプか、正しく知っていますか?」。

 慢性頭痛にはいくつかタイプがあり、それぞれに応じた対策を講じないと改善しません。ところが、「頭痛」というひとくくりにして、漫然と市販の痛み止めを飲んでいる人が非常に多いのです。

〈表〉の項目をまずはチェックしてみてください。

 もし1~4の項目にチェックがついた人は「片頭痛」、5~8にチェックがついた人は「緊張型頭痛」、そして9に該当する人は「群発頭痛」が考えられます。

 もちろん、「片頭痛があり緊張型頭痛がある」という人もいらっしゃるので、「1~4にもチェックがついているけど、5~8にも当てはまるものがある」という人がいらっしゃるのは当然。多くチェックがついたものを選んでください。

 前述の通り、片頭痛の方が市販の痛み止めを服用して、初めは痛みが改善しても、かえって頭痛の頻度が増えて毎日頭が痛くなる、薬物乱用頭痛に陥ることもあります。緊張型頭痛であれば、市販薬を飲まなくても生活のちょっとした工夫で痛みが改善することもあります。次回は、タイプ別の正しい対策をお伝えしたいと思います。

【連載】だからあなたの頭痛は治らない

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