認知症最新研究 特定の「音」を聞かせて原因物質アミロイドβを減少させる
そこで塩野義製薬などは、日常的に耳にしても不快・不自然ではなく、40ヘルツ周期の音・光刺激を受けた時と同様にガンマ波の脳波を発生させる「ガンマ波変調技術」を開発。22年9月の日本認知症予防学会学術集会で、同技術でガンマ波発生が可能であるという研究結果を発表した。
「今後さらに効果・安全性の検証が進み、早期に社会実装化されることが望まれます」
聴覚刺激がいいのは、「ながらテレビ」「ながらラジオ」と言われるように、何かをしながらでも聞けること。
そう遠くない将来、「あちこちで流れる音楽で自然に認知症予防」となっている可能性は大きい。