【小豆】生薬として使われるほど薬効が高く、体から毒素を排出する
中医学において、おできの対処法は炎症を鎮め、解毒作用がある食材を取り入れることが大切とされています。おすすめは小豆。赤飯やあんこでなじみが深い小豆は、「赤大豆」の名前で生薬としても使われるほど薬効の高い食材です。
体内に溜まった毒素を排出するとともに、余分な熱を取り去る働きが高く、膿のあるおでき、吹き出もの、かゆみを伴う湿疹など皮膚トラブルに優れた威力を発揮します。
さらに、利尿作用にも優れています。水分代謝をアップしてむくみの改善に役立ちますし、二日酔いにも効果大。解毒と利尿作用ですっきりとアルコールを体内から排出するのです。
ただし、小豆の効能を十分に取り入れれるためには「甘くしない」こと。砂糖をたっぷり加えたあんこやお汁粉ではなく、豆そのもの、あるいはゆで汁を利用することがポイントになります。
砂糖を加えずにゆでた小豆は、ほかの豆と同様、料理に使うと美味しくいただけます。また、ゆで汁は効能たっぷりのエキスです。塩少々を加え、お茶代わりに飲むとよいでしょう。